「三谷産業・小金井精機製作所連携講座」第2回特別セミナーを実施Update 2023.03.09

「三谷産業・小金井精機製作所連携講座」第2回特別セミナー「ベトナムにおけるものづくりの未来と大学の新たな役割」

日越大学(ベトナム社会主義共和国ハノイ市/学長:古田元夫)、三谷産業株式会社(本社:石川県金沢市/代表取締役社長:三谷忠照、以下 三谷産業)、株式会社小金井精機製作所(本社:埼玉県入間市/代表取締役社長:鴨下祐介、以下 小金井精機製作所)は、「三谷産業・小金井精機製作所連携講座」の一環として、第2回特別セミナーを日越大学ミーディンキャンパス/オンラインで実施しました。
日越の民間企業、日越大学や他大学学生・教員等、50名以上が会場に来訪し、80名以上がオンラインで参加しました。
日越外交関係樹立50周年記念事業 日越外交関係樹立50周年記念事業
として実施されました

冒頭、在ベトナム日本国大使館の渡邊滋次席公使から「日越外交関係樹立50周年を 迎える本年、日本とベトナムの友好の象徴である日越大学が、更に飛躍的に発展するため、日本政府は一丸となって支援していく。皆様と共に盛り上げていきたく、更なるご支援とご協力をたまわりたい」と力強いお言葉を頂戴しました。
続いて、日越大学学長 古田元夫様、三谷産業取締役 三浦秀平様、小金井精機代表取締役社長 鴨下祐介からご挨拶の中で、「日本とベトナムの友好関係を維持発展させるため、今後も努力を継続する」と表明されました。

セミナーでは、大阪大学教授の渋谷陽二先生が2023年秋に日越大学で新しく開設される「メカトロニクスと日本型ものづくり」プログラムを紹介しました。
早稲田大学教授/東京大学名誉教授の藤本隆宏先生による基調講演が行われました。
その他にパネルディスカッションでは、モデレーターを大阪大学教授の榎本俊之先生が務め、日越大学のNguyen Van Thang講師、藤本隆宏先生、小金井精機の鴨下祐介をパネリストに迎え、ベトナムにおけるものづくりの未来と、その中で大学が果たすべき新たな役割について議論しました。

パネルディスカッション

(パネルディスカッションの様子。右から榎本先生、Thang講師、藤本先生、小金井精機社長鴨下)

セミナーの最後に小金井精機 鴨下からEUの法案をめぐる「e-fuel」に関して一言申し上げました。
EUが進めている「2035年までに内燃エンジン車に加え、ハイブリッド(HV)車やプラグインハイブリッド(PHV)車の新車販売を禁止する法案」にドイツとイタリアが「現行案のままでは支持しない」と表明しました。その後、さらにポーランドとブルガリアも反対姿勢を表明しました。
EU内でもEV車だけではなく、「e-fuel」を使用した内燃エンジン車も選択肢として考えていく動きがみられています。
セミナーに参加された方々も「e-fuel」について大変関心を持たれ、多数の問い合わせもございました。

2023年3月25日、EUの執行機関・欧州委員会はドイツとイタリアの表明を受け、2035年以降ガソリン車の販売を禁止する方針を転換し、「e-fuel」を使用する車両は販売できるようにしました。

※「EUの法案をめぐるドイツ イタリアの動き」「e-fuel」の詳細については、○補足情報をご覧ください

小金井精機製作所は今後も日越大学様、三谷産業様と連携し、ものづくりを通して日本とベトナムのより良い友好関係の構築を目指してまいります。

○補足情報

「EUの法案をめぐるドイツ、イタリアの動き」について

「e-fuel」について